友情商法で、被害届け受理 2

時：2011年
所：絨毯屋　Z---　（トルコイスタンブール）

ウoooは、Jさんに「昨日は酷い目に遭ったね。せっかくのトルコ旅行がこのままでは台無しだ。あなたには何かいいことをしてあげたい。特別に、税金分だけで絨毯を譲ってあげよう」と云ったのです。
日本で150万、トルコでも3、40万相当の絨毯を10万ではどうかと。
半信半疑のJさんに、ウoooはパソコンを開け、楽天のトルコ絨毯サイトを見せ、この絨毯が楽天の商品と同様の価値を持っていることを強調します。Jさんは絨毯を欲しいとは思いませんでしたが、ウoooを信用し、クレジットカードで1300USドルを支払い絨毯を購入しました。
その後、Jさんは3階へと案内されました。
トルコのお酒が振る舞われ、「シェレフ！」と三人で乾杯します。
Jさんは、トルコ語で「乾杯」をシェレフというのだと思いながら、出されたお酒を飲みました。緊張感を解いていくJさんを見ながら、ウoooは2枚目の営業を始めます。


ブルーモスク（撮影は管理人）

ソファの前に飾ってある絨毯を指し、「これは私の一番のお気に入りだよ」と話し始めました。「この絨毯を見ていると不思議に気持が落ち着く。孤独な人生に希望を見いだすことができる。私にとって手放すことのできない特別な価値を持つ絨毯だ」
そしてJさんに「あなたはシャooと会った時、警戒していたでしょう？　社会的に成功し、旅行も楽しみ人生は充実していても、人を疑ったり、寂しい心を持ったりしているでしょう」と静かに問いかけてきました。
「私も何でも手に入って、逆に空しさを感じることもある。そんな時この絨毯が私を癒してくれる。誰もがこの絨毯を欲しがったが、今まで決して誰にも譲らなかった」

そしてこう切り出したのです。
「あなたは特別な友人だから、真心を込めて、一番大事な絨毯を譲りたい」


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以前（2009/10/20）コメントをいただいたKENさん。彼のブログです。