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リストマーク 「黒海トラベル」(←仮名)の奇々怪々 最終回 

2015年03月30日 ()
トルコ旅行 * 旅行
返金交渉が始まって1ケ月余り、ついに三菱UFJニコスから「無事成立した」とのメールが届きました。トルコ旅行から実に5ケ月近くが経過した末の、待ち望んだ吉報でした。

返金交渉は成功

三菱UFJニコスは、保険を使うことなく「DINK SARxxxIYE貴金属店」自身に返金をさせる事に成功、当初、交渉は厳しい、成立しない場合は保険を使って補償すると言っていた三菱UFJニコスの、見事な交渉ぶりでした。
この種の保険というのは、詐欺と分かっていても返金交渉が不首尾に終わった場合のみ適用されるもので、どのカード会社も仕組みは同じ様です。

A子さんの、「不正は許せない。絶対にあきらめない」という強い気持ちが、カード会社を動かせ、被害額9万のうち6万を取り戻させたのです。
彼女は、カード会社に訴えるだけでなく、自らも「被害届を出しにトルコに再訪できないか」と状況を探ってもおり、こうした努力が実を結んだものと思います。

対するB子さんはどうなったのか?
「トルコでは良い思い出もできたから、詐欺の事は忘れる」として、早い段階で返金交渉をあきらめてしまっています。

ブルーモスク
スルタンアフメット広場(読者の方からご提供)

被害者を訴訟するとして脅した黒海トラベルは、ふたりの被害者からまんまと2倍の料金をふんだくりましたが、今後、類似の詐欺を起こすかどうか、管理人としても監視怠りなく見ていきたいと思っています。

最後に、「DINK SARxxxIYE貴金属店」に関して最新の情報が入ってきました。
2015年1月「Txxx ART GALLERY」で絨毯を買われた方の決済先が、またしてもこの貴金属店となっていました。
日本であれば、とっくに加盟店を外されるような詐欺店が、トルコでは「生きて」いるようですので、旅行者の方はくれぐれもお気をつけください。

次回からは、ぼったくりバーで被害に遭われた方の手記を掲載いたします。

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[2015.03.30(Mon) 17:00] 旅行社の奇々怪々Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク 「黒海トラベル」(←仮名)の奇々怪々 10 

2015年03月19日 ()
トルコ旅行 * 旅行
A子さんは「黒海トラベルの法的手段云々」に関しても、三菱UFJニコスに相談します。
担当者は、「DINKから黒海トラベルに連絡が行き、あわてたのだろう。黒海トラベルの名を騙って詐欺を働いたアxと、偽銀行として機能した貴金属店に返金請求するならまだしも、被害者に対して訴えを起こすというのは怪しい」とした上で、「三者はグルの可能性が高い」と回答してきました。

さらに、「法的手段を取ると言ったのも、被害者を言いくるめて返金の申し立てを取り下げる事が目的であろう。以前にもこの様なケースがあった」とし、ブログではこれ以上の詳細は明らかにできないものの、さらに踏み込んだアドバイスをしたのでした。

イスタンブール界隈
イスタンブール界隈(読者の方からご提供)

三菱UFJニコスが、DINKの様な『貴金属店』に関する情報を積み上げ、架空請求詐欺と判断して返金請求を行ったのは画期的であり、加えて親身に相談に乗るなど、被害者に寄り添った姿勢は特筆すべきものなのではないかと感じます。

さて、VISAを通しての「返金請求」は成功したのかどうか?

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[2015.03.19(Thu) 20:45] 旅行社の奇々怪々Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク 「黒海トラベル」(←仮名)の奇々怪々 9 

2015年03月10日 ()
トルコ旅行 * 旅行
詐欺であろうと架空請求であろうと、本人のサインあるいはピンコード入力は絶対で、被害届受理などの具体的証拠が無い限り、クレジット会社はキャンセルには応じません。
今回の過剰請求、および架空請求に関しても、カード会社は門前払いの対応で当然なのですが、懸命に訴えるA子さんに、カード会社が動きを見せ、担当者から連絡が入ります。

「DINK SARxxxIYE貴金属店」に、キャンセルの要求を行い、現在交渉中である」

国際ブランドはVISA。
カード会社は三菱UFJニコス

すでにA子さんの口座からは1360TL相当の日本円が引き落しされており、
1.VISAを通しての交渉が成立すれば販売店より返金
2.不成立であれば、保険を使って被害者へ返金
という段取りになります。

イスタンブール界隈
イスタンブール界隈(読者の方からご提供)

保険を使った例として、過去記事(イスタンブールでの絨毯友情詐欺)での男性Aさんの件が記憶に新しいですが、この時も絨毯屋へは支払い済みで、『被害届受理の男性Aさん』には保険が適用され被害を免れました。
カード会社は、同じ三菱UFJニコス。
しかし、被害届の有無で両者の違いは決定的かのように見えますが、被害届の無いA子さんになぜ三菱UFJニコスが動いたのか?

ここで、さらに興味深い事がおこります。
三菱UFJニコスが、「DINK SARxxxIYE貴金属店」にキャンセル要求を行った翌日、今度は黒海トラベルが動きました。
A子さんに、「詐欺扱いは不当。日本かトルコ、あるいは両国で法的手段を取る可能性がある」と言ってきたのです。

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[2015.03.10(Tue) 18:00] 旅行社の奇々怪々Trackback(0) | Comments(2) 見る▼
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COMMENT

決済先が身に覚えのない貴金属店の伝票? by ハンドルネーム未定
写真のロクム 食べたい・・
管理人さん 連れてって・・

ではないです!! 



この旅行代理店、すごく複雑でややこしく
流れが分かりにくいんですが
買った事もない貴金属の店の請求ということで
ここの一件と 同じなんですか?

http://giftshoptr.blog.fc2.com/blog-entry-18.html


同じ貴金属店でなくとも 同じような迂回システムというか
そういうやり方を、この黒海トラベル(仮名)も駆使しているのか?
そうゆう風に思ったんですが。

似てますね

貴金属店 by かこ
ハンドルネーム未定 さま
いつもありがとうございます!
ロクム、美味しそうですよね^^*

確かに、複雑ですが、それだけこの旅行社は「複雑さに慣れてる」んだと思います。
zenさんのブログの、詐欺師Cもあるとあらゆるカード詐欺を働いているようですし、根っこはみな同じなのでしょう。
トンネル会社としての貴金属店は、トンネルだけでなく、架空請求の現場でもある事が今回の一件で分かったし、おそらくこれ以外のさまざまな悪事の舞台としても「活用」されているかもしれませんね。

いやはやトルコの観光業界というのは、知れば知る程「深い闇」が広がっているのだなと恐ろしくなります。

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リストマーク 「黒海トラベル」(←仮名)の奇々怪々 8 

2015年03月03日 ()
トルコ旅行 * 旅行
2.「貴金属店の実態」を知らないのか?
旅行会社、ホテル、レストラン、土産物屋など、観光業に携わっている企業が、トンネル会社として存在している『貴金属を売っていない貴金属店』を知らないという事があり得るのか??
この種の「貴金属店」は、グランドバザールに数店舗あり、バザール以外にも有ると聞いています。

黒海トラベルは、彼女達に「貴金属証明書の発行履歴の提示要請」うんぬんと親切ごなしにアドバイスし、提示要請をするための告訴にまで触れて、カード会社に必要書類の件でも相談しろと言いました。
あたかも「貴金属を売る、普通の貴金属店」であるかのように振る舞う黒海トラベル。
そして、なんでもかんでも最期には「カード会社に相談しろ」

アヤソフィア
アヤソフィア(読者の方からご提供)

旅行会社や絨毯屋、レストランなどはお互いに繋がっていて、紹介し合ったりは日常茶飯事、加えてどこにでも出入りする縦横無尽な客引きが暗躍する「トルコ観光業界」です。(ついでに、足を引っ張り合うのも日常茶飯事の『魑魅魍魎な世界』)
旅行社が、「絨毯屋の決済先として存在する貴金属店」を知らないはずはないと思いますが、いかがでしょうか。

では、「よろず相談屋」と化したカード会社は彼女達にどんな対応をしたのか?
そして、黒海トラベルは、彼女達にいかなる圧力をかけたのか?

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[2015.03.03(Tue) 18:00] 旅行社の奇々怪々Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク 「黒海トラベル」(←仮名)の奇々怪々 7 

2015年02月25日 ()
クレジットカード * ファイナンス
黒海トラベルが、「カード会社へのキャンセル処理依頼は可能」と言ったのは、日本に帰しさえすればこちらのものと、現地で行動を起こさせない為であったと思われます。
加えて、『カード会社は原則的に客と店舗間の取引上のトラブルには対応しない』という事実に蓋をし、被害者の矛先が自分達へ向かわないよう「カード会社と相談しろ」と逃げを決め込みます。しかしその横で彼女達に「ある圧力」をかけます。

どんな圧力か?
その前に、この旅行社の「支離滅裂」ぶりを示しておきたいと思います。
street-27.jpg
イスタンブール界隈(読者の方からご提供)

1.客引き商売を否定
アxが、彼女達を店に連れて来たからこそカッパドキアツァーは売れたのに、これを必死に否定する黒海トラベル。
いわく↓
「アxは、従業員と顔見知りなので、店に入ってきたのであろう」
「以前は客引きを使っていたが、人道的に問題がある連中なので今は使っていない」
「詐欺師と分かっていても客に忠告できないのは、あとで連中に嫌がらせを受けるから」

この会社がまず真っ先にすべきことは、「黒海トラベルの名を騙って、偽銀行で架空請求詐欺を働いたアxを警察へ通報すること」であるはずなのに、言い訳にもならない言説を展開するのみ。
企業としての信用が問われる大問題に直面しているのに、「アxと貴金属店が、当社を利用して詐欺を行ったという証拠がない」と、実に悠長な対応ぶり。

その後も、この「人道上問題のある客引き」を告発した様子は窺えない。

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[2015.02.25(Wed) 16:00] 旅行社の奇々怪々Trackback(0) | Comments(2) 見る▼
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COMMENT

>「黒海トラベル」(←仮名)の奇々怪々 7 by ハンドルネーム未定
管理人さん A子さん、B子さん、ガンバ!
(みんな応援してるよー!)

応援うれしいです by かこ
ハンドルネーム未定さま
いつもありがとうございます〜〜
悪徳旅行社には負けないぞ!!

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