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リストマーク イスタンブールでの絨毯友情詐欺(2014年3月) 4 

2014年07月25日 ()
トルコ旅行 * 旅行
(男性Aさんご本人がまとめられた体験談を原文のまま掲載)

フセインは「今日は、午前中にヨーロッパの客と大口の受注が成立したから気分がいい」「それにお世話になった日本人と出会えて感謝している」「うちのお店の小売価格でこれくらいなのを○○リラで提供するよ。今日はもうビジネスモードじゃないんだ。偶然に素晴らしい友人に出会ったことへの感謝もこめて採算度外視で値を付けるよ」と迫ってきました。

正直、どこかで絨毯を買ってもいいかなという気持ちでいたこともあり、また「今だけ。うちは卸売だから在庫回転は早いんだ」という言葉を素直に聞いていた自分がいました。
今考えれば、卸売をメインにやっているお店でなぜ客引きがいるのか、こんなに売り込みをかけるのか、一度会っただけの外国人に「破格の」金額で売るのか、つじつまのあわないことだらけだったのですが、すっかり信じ込んでしまっていた私は、「今は決められない」「別のお店もみてから決める」と躊躇して言ってしまいました。

スルタンアフメットメット界隈
スルタンアフメット界隈(読者の方からご提供)

そうすると、先ほど「悪くない」と答えた約一畳の絨毯を持ち出し、「これをつけて○○リラでどうだ。日本への送料も込みにする」と更に価格を下げられ、また何度かやり取りがあった後、当初一枚7000リラはあった絨毯が、3750リラまで下がっていました。

ここですっかり、ここまでしてくれたんだからと思ってしまった私。
握手をして3750リラで二畳と一畳の絨毯を購入してしまったのです。

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[2014.07.25(Fri) 07:00] イスタンブールでの絨毯友情詐欺2014年3月Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク イスタンブールでの絨毯友情詐欺(2014年3月) 3 

2014年07月18日 ()
トルコ旅行 * 旅行
(男性Aさんご本人がまとめられた体験談を原文のまま掲載)

フセイxは流暢な日本語で、日本やトルコの文化について色々と話しかけてきました。
日本語ができるのはこの店では自分だけだと言っていました。

少し経つと、「このお店は卸売がメインで僕は主に日本やヨーロッパへの輸出をやっているんだ」「だから市中より安く手配できるんだよ」「日本には今でも数か月に一度くらい行く。百貨店での展示会などに出品している」と絨毯の話に移っていきました。

絨毯を今買うつもりはないと伝えると、「絨毯は買わなくていいから、どんなものか見てみなよ。まがい物を売りつける店もあるから、見分け方を教えてあげるよ。」といって、これまた流暢な日本語で、トルコ絨毯は二重結びが最大の特長だ、機械織りも最近は多く出回っているが手作りとの違いはこうだ、綿とウールとシルクの違いはこうだ、模様にはすべて意味があるこの模様はこんな意味だ、と遊牧民族だったトルコ民族の歴史も交えながら説明していきます。

ブルーモスク
ブルーモスク(読者の方からご提供)

 絨毯屋に入ったんだから絨毯の説明くらいさせてやろうと思ってしまい説明を聞いていると、次第に、「この中だったらどれが好みか」「ウールとシルクだったらどっちが好きか」など、徐々に誘導されていきました。
最終的に、一枚好みだといった絨毯に絞られていきます。

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[2014.07.18(Fri) 00:00] イスタンブールでの絨毯友情詐欺2014年3月Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク イスタンブールでの絨毯友情詐欺(2014年3月) 2 

2014年07月13日 ()
トルコ旅行 * 旅行
(男性Aさんご本人がまとめられた体験談を原文のまま掲載)

翌日、早速観光しようと、スルタンアフメト地区へ繰り出しました。
イスタンブールカードの購入などに手間取りつつ、地下宮殿、アヤソフィアを見学して昼食。昼食をとったレストランが絨毯屋と併設していて、見てかないかと営業がありましたが、やんわりと断りつつ店を出て、ブルーモスクを目指しました。
アヤソフィアの近くまで来たとき、ここで英語でB(名前分からず)に声をかけられます。

B「これからどこへ行くの?」
私「ブルーモスクへ」
B「ブルーモスクは今お祈り中で入れないよ。トプカプ宮殿なら入れるよ?」

と言われ、トプカプ宮殿の方向へ歩いていきました。
「どこから来た?」「自分はカリフォルニア州の大学に留学していた。従兄弟が京都で5年留学していて日本文学や日本文化を勉強していた」など話をされ、つい一人旅の寂しさから話をしてしまいました。

アヤソフィア
アヤソフィア(読者の方からご提供)

途中、「ここはイスタンブールでも最も古いモスクだよ。オスマン帝国が占領したすぐ後に建てられたんだ。」と説明され、そこの門を少し入ってすぐ出てきた後、「アップルティを飲もう」と言って、すぐ隣のお土産物屋らしき店に連れていかれました。
今考えると、モスクを紹介して中に入るという動作を取らせた後に、店に入らせることで、店に入る抵抗感をなくさせようという意図があったように思えます。

店に入り1階の絨毯ゾーンへ案内されると、先ほど話にでていた日本に留学していた従兄弟がいました。
その従兄弟がフセイX・クラチです。

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[2014.07.13(Sun) 00:00] イスタンブールでの絨毯友情詐欺2014年3月Trackback(0) | Comments(4) 見る▼
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COMMENT

絶妙の声かけ 客引き師(男も女も) by ハンドルネーム未定
〉つい一人旅の寂しさから話をしてしまいました。

それわかります!
話しかけてくれてありがたい、なんて気のつく親切な人だ
としか思えませんでした
なぜそんなに上手いタイミングで声かけてくるのか? との
疑問はさらさらなかったです
匠の技でした

まさに巧みの技! by かこ
ハンドルネーム未定さまも、声をかけられたのですね?
日本語で声をかけられると、つい応じてしまいますよね。
連中は、あとをつけたりして観察し、タイミングを狙っているのでしょうね。
スルタンアフメットでは、日本語で話しかけてくる者には、基本的には「応じない」というのが鉄則なのでしょう。
人とふれあうのも旅の大きな楽しみなのに、残念です。

トプカプ宮殿に入る手前で声かけられた by ハンドルネーム未定
〉ハンドルネーム未定さまも、声をかけられたのですね?

掛けられましたよぉー
しゃべる相手ができてウキウキで会話がはずんで。

話しかけてきたのは若い男ひとりだったけど 帰国後、ネットをみると トルコ人と組んだ日本人の女もいるそうで。
いったい 何人の客引きがトプカプ宮殿前にスタンパイしてるんでしょうかね?
日本人旅行者を後ろから観察して「アレはお前がいけ、ソレはおれがいく、あっちは彼女にやらせよう」とか振り分けてんでしょうか?

これからトルコに行くみなさん、絶妙なタイミングで声かけられたら、悪い客引きの可能性がたかいから「絶対無視!」ですよ!

「振り分け」あり! by かこ
トプカプ宮殿の前で声をかけられたのですね。
この辺りも、客引きはわんさと「待機」しているのでしょう。

「振り分け」ですが・・・あると思います。
以前、こんな話を聞きました。
1.高級ホテルから出てきたアジア女性二人連れを見て、そのホテルの前に立地する詐欺絨毯屋の店主がこう言ったそうです。
「誰か行け!ケレxはどこだ。ケレxに行かせろ!」
2.同じ詐欺店での話。
店主は、客に下階の様子をビデオで見せ、「今、営業会議中なんだ。アレは日本語担当。ソレは英語担当。昨日は新たに日本語のできる者を雇ったんだよ」と自慢したそうです。

ほんとうにスルタンアフメットで、話しかけてくる客引きには、最大限の注意が必要です!
無視するのは、日本人の心情として、心苦しく感じる場合もあるでしょうが、ここスルタンアフメットではそんな事も言ってられないと思います。

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リストマーク イスタンブールでの絨毯友情詐欺(2014年3月) 1  

2014年07月09日 ()
トルコ旅行 * 旅行
(男性Aさんご本人がまとめられた体験談を原文のまま掲載)

2週間という長期の休暇が取れることになり、ヨーロッパ数ヵ国に滞在し最終旅程でイスタンブールへ行くことにしました。
当初、妻と2人で行く予定だったのですが、一か月前に妊娠が発覚。
海外の長旅は無理で、旅行もどうしようかと思ったのですが、これほど休みが取れることはないので、一人で行くことになりました。

移動日含めて5日間をイスタンブールに費やす計画で、昼過ぎにアタチュルク空港につき、長いイミグレーションと交通渋滞の激しい街並みを抜けてタクシム広場にあるホテルに着いたのは18:00を回っていました。

スルタンアフメット界隈
スルタンアフメット界隈(読者の方からご提供)

両替した後、ホテルの近くにあったsakuracarpetというお店で絨毯を何枚か見ましたが、「まだ買わない。また来るよ」といって店を後にしました。
トルコ絨毯で気に入ったものがあれば買ってもいいかなと思っていましたが、手作りなら10万円以上はすると聞き、想定より高かったのを覚えています。

今まで店員やホテルの人くらいしか話をせず、Skypeで日本にいる妻と話をするくらいしかなかったので、ヨーロッパではなかったフレンドリーさに、つい気を許してしまっていました。

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[2014.07.09(Wed) 19:00] イスタンブールでの絨毯友情詐欺2014年3月Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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