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リストマーク ブログの閉鎖は認められない 

2012年07月06日 ()
トルコ旅行 * 旅行
和解調書の概要は以下の通りとなりました。

1.被告は原告に200万の支払い義務がある
2.100万を2011年2月末、3月以降12月まで毎月10万を原告代理人預かり口座に振り込む
3.被告の遅延が20万以上になった場合、その時点の残額を直ちに支払う。遅延損害金は年利10%
4.和解条件が遵守される限り、原告は被告に対して積極的に刑事責任を負わせるような行為をしない(刑事告発、告訴、被害届等)

紛糾したのが、ブログの存続。
審理の度に和解を求めていた相手側が、必ず付けていた条件が「ブログの閉鎖」でした。H先生は私の強い意志を受けて「今現在存在しているものを消す必要はない」との姿勢で対応していましたが、最終審理において200万の賠償金が確定してしまった相手にとっては、最後の砦ともいうべき要求・・。

相手側弁護士→「閉鎖してもらいたい」
H先生→「それは絶対にできない」

カーリエ博物館
カーリエ博物館(撮影は管理人)

裁判中、何度も持ち出された「閉鎖要求」は、私にブログの重要性を認識させ、進むべき方向性が正しいことを指し示すものとなっていました。
このブログは、被告本人のみならず、詐欺絨緞屋にもボディーブローのように効いており、彼等にとっては少なからず脅威となっているのだと。

両弁護士の攻防には、裁判所が調停に入りましたが「一定の条件下のもと、ブログは続行してよい」との裁判官の説示を引き出させます。
「ブログは死守しました」とH先生は力強く報告されましたが、元々の弁護士の力量も違っていたのだと、私は思っています。

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[2012.07.06(Fri) 20:30] 民事裁判Trackback(0) | Comments(7) 見る▼
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by さい
海外交流サイトで知り合った在日トルコ人に日本語を教えていたのですが、明日食事に誘われたので事前に在日トルコ人の情報を集めようと検索してこのサイトにたどり着きました。池袋在住のトルコ料理店の従業員と主張してたのですが、どうやら都内ではトルコ人によるレストラン詐欺があるそうです。事前に知っておいて本当によかった…。トルコ人ってあまり悪い印象が無いものだから、うっかり無防備な心構えで会うところでした。先入観で接するつもりはありませんが、相手の身分も明らかでない以上、注意して適度な距離を持って接しようと思えました。思えば日本語教えてとか言ってたのにかなりペラペラだったからなぁ…。このサイトはとても有意義です。もし、彼が悪い人で、金銭話を持ち込んで来たら、手持ちのボイレコで録音しておこうと思います。
一部の心ない詐欺軍団が、全部のトルコ人像をおとしめてる訳で…そうならない為にもある程度悪い人を特定できる情報は必要だと思います。写真晒して欲しいくらいだなぁ、全く…。

トルコレストラン by かこ
さい様、はじめまして。
コメントをいただき、ありがとうございます。
『海外交流サイト、トルコレストランの従業員、日本語教えて』というワードが、少なからず不審を感じさせます。
もちろん、そうでない場合もあるとは思いますが、用心されるに越したことはありません。
今夜、食事されるという事ですが、彼が持っている「ビザ」を聞いてみられたらいかがでしょう。
観光ビザか配偶者ビザか。

メールアドレスを非公開コメで教えていただければ、こちらから返信いたします。

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トルコレストラン by かこ
さい様
拝見いたしました。
残念でしたが、真実が分かってよかった・・です。
非公開でアドレスを教えていただければ有り難いのですが。

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リストマーク 最終審理 

2012年06月24日 ()
トルコ旅行 * 旅行
2011年1月X日、審理は5回を数え、和解か決裂かの大詰めを迎えました。

審理が始まって40~50分経過したところで、H先生から電話が入りました。
「提出証拠3点が相手を追い込んだ。裁判官は200万の賠償金を認めているがどうするか」マックスで190万と思っていた私は、思いもかけない金額に驚きましたが、先生の現状説明と「受けた方がいい」との力強い言葉に、「お願いします」と返答しました。

「Z--- の絨緞ビジネスには関わっていない。トルコでは親切心から観光案内をしただけ。ましてや日本で絨緞を売りつけるなどあり得ない」と主張していた被告。
「被害女性に送ったメール」では、ひどい英語でもって彼女が傷つけられたことを揶揄し、全面否定していた「彼女の主張」を自らのメールで証明してしまったという、体たらく。H先生は「あまりに下劣な内容で、被告の本性がうかがえる」としている。

裁判官は、これまでも被告の主張を認めていなかったが、ウソを立証する物的証拠が出たことで、もはや相手側弁護士に「戦うカード」は無く、H先生は優勢とみて一気に200万を畳み掛けたということであろう。

トプカピ宮殿
トプカピ宮殿(撮影は管理人)

勝敗は決した。
民事は、和解が基本であるが、その為には原告被告双方が譲り合い、折り合いをつけなければならない側面がある。
しかし、2枚目絨緞の存在が証明されるなどの証拠が決定打となり、「10万減額譲歩作戦」は提示することなく、200万満額の賠償金が認められるという結果を見たのである。

そのあと、再びH先生から電話が入りました。
「和解が成立した。しかしブログの存続を巡って紛糾した」

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[2012.06.24(Sun) 21:00] 民事裁判Trackback(0) | Comments(2) 見る▼
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リストマーク 最終審理に向けて 

2012年06月15日 ()
トルコ旅行 * 旅行
2011年1月の5回目審理に提出する証拠は、次の3点となりました。
1.写真2点(日本国内において被告が原告に売りつけた2枚目の絨緞と、被告自身の写真)
2.Email(被告がZ---で被害に遭った女性に送ったメール)
3.Email(被告が原告に送ったメール)

2枚の写真は、日本で再会した折りに、数分間隔で相前後して撮影された『絨緞』および『ユoo』のそれぞれの写真です。

H先生は、「被告は、日本で定職があるからウoooの絨緞販売には関わらないと強弁しているが、被告が絨緞を持参して原告を訪れ、売りつけようとしたことは、この写真から明白である。被告が絨緞ビジネスに関わっていることはもはや言い逃れようがない」と立証主旨を説明しています。

カーリエ博物館
カーリエ博物館(撮影は管理人)

先生には「首尾よくいけば190万、175万以下では和解に応じない」との作戦を一任していますが、今回の審理では途中で電話するかもしれないと云われており、待機を促されています。
最後に、私から「ここだけは譲ってほしくない」という一点を、先生に伝えました。

「ブログの閉鎖には、絶対応じられない」

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[2012.06.15(Fri) 15:00] 民事裁判Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク 判決か、和解か 

2012年06月03日 ()
トルコ旅行 * 旅行
和解を取る場合の賠償金として、H先生は次のような戦略を伝えてきました。
「175万でも和解できれば和解の方がよい。これ以下であれば和解を受ける必要はない。次回期日までにこちらの追加証拠を出して相手を追い込んだ上で、190万であれば受けるというのはどうか。195万では微妙だが、190万であれば、裁判官はこちらの譲歩を多いに評価すると思う」

私は、周辺に相談を始めました。
法学部出身の友人や、ご主人が法学部卒の友人にも事情を話し、助言を求めました。
皆一様に答えは同じでした。
1.企業であれば、当然判決を取らなければならないが、個人であれば和解の方が実利的。
2.一般的に、判決の方が和解より賠償金は低く押さえられる。
3.原告の主張を100%認めても、賠償金は6割くらいがマックスである。今回、弁護士の作戦通り、190万が認められれば異例の額と云える。和解という名の勝訴と云ってもいいのではないか。

H先生は、判決で勝訴を取った場合、相手はトルコに逃げ帰る可能性がある、当初から和解を希望しているのだから、和解金は払うのではないかとの、見解も示しました。

スルタンアフメット
スルタンアフメット界隈(撮影は管理人)

裁判官の「とんでもない商売である」との発言の裏には、「女性を食い物にした商売で許されない」というニュアンスがあったと、H先生は伝えてきています。
ここまでの理解を示した裁判官の判決を聞けないのは残念ではあるが、私のこれまでの労苦を吹き飛ばすに十分な、温情ある説示を聞けたことを持ってして、裁判を終結してもいいのではないか。
加えて、経験豊かな弁護士の、プロとしての助言も大きい。

裁判官への感謝の気持を押し戴きながら、弁護士の助言に従って、私は和解を受け入れる決断をしました。

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[2012.06.03(Sun) 19:30] 民事裁判Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク トルコでは「消費者保護法違反」 

2012年05月21日 ()
トルコ旅行 * 旅行
現地トルコでの、裁判記録も再開いたします。
以前の記事で、Lさんという女性が、200万を返金せよとウooo相手に警告書を送付したところまで書かせていただきました。この「警告書」は、私がユooに出した通知書にあたるものですが、こちらも返金しなければ告訴するとの前提で送っています。

告訴する根拠は「消費者保護法違反」
警告書を受け取ったウoooは、経理の人物とともに弁護士事務所を訪れ、一部返金(80万)と絨緞の引き取りを申し出ましたが、彼女はこれを却下、現地の法律事務所へ正式な起訴を依頼し、こちらも裁判が始まりました。

第2審において、被告側は次のように申し立てを行っています。
『原告は、本件絨緞を見て、気に入って自分の自由意志で購入した。原告が主張するような欠陥品、もしくは騙して販売したという事実はない。販売は、買い手と売り手の自由意志に基づいてなされた』
しかしながら、裁判所はこの言い分を認めず、絨緞を鑑定することとし、スルタン・アフメットの3名の絨毯屋に鑑定を依頼した。

ブルーモスク
ブルーモスク(撮影は管理人)

一方、私の方は、H先生の「この裁判官の元で決着すべき」との助言に、判決か、和解か、決断を迫られることとなりました。
裁判官が全面的にこちらの主張を認めている現状で、この裁判官の判決を聞きたいという気持は大きい。しかし残念ながら、これは叶わない可能性が高い。
判決を取りたいのであれば別の裁判官、この裁判官で決着をつけるのであれば和解。
私は迷いました。

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[2012.05.21(Mon) 00:00] 民事裁判Trackback(0) | Comments(3) 見る▼
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応援します by ハンドルネーム未定
裁判の記事を読んで、まさに「とんでもない商売」ですね。

裁判だけでも大変なのに、裁判官の異動の可能性も考えに入れないといけないとは、、
でもよく頑張られました(エラい!)。

バッシングもたくさんあって大変だと思います。
何もお助け出来ませんが、このブログを訪問して、せめてランキングボタンや拍手ボタンをクリックするのを日課にしています。
「応援している人が結構いるんだ。」と、ブログ運営会社に少しでも分かって欲しいからです。

あとは、トルコでも悪い商売がどんどん取り締まれるよう、警察やトルコの世論がもっと変わっていってくれたら、と願っています。
そうすればもっと楽に安心して観光できますよね?
オリンピック開催の候補地になったんですから、本腰いれて治安改善して欲しい。

いつになったら悪徳絨毯屋のいないイスタンブールになるでしょうか? 早くそうなってほしいです。

応援ありがとうございます! by かこ
ハンドルネーム未定さま

いつも気にかけてくださいまして、ありがとうございます。
最近、仕事などで忙しく、ブログが更新できずにいます。
明日には何とか・・と思っております。

初の裁判体験は、ストレスはあったものの、裁判事情や弁護士の戦い方など、実体験しなければ知り得ないことも見えてきて、興味深いことが山盛りでした。
H先生は、「この裁判官はダメだ」となったら、「だらだら作戦で、裁判官の交代を待つ作戦に出る」・・などと裏事情もつぶやいていました。
当初から「この裁判官は、実によく双方の書面を読み、検討している」「こちらに好意的」と、裁判官の本心を見抜いて、私に報告されていましたが、裁判官の気持を常に忖度しながら、審理を進めていく弁護士という仕事は、相手の気持を推し量る力量も必要なのだと、知りました。

オリンピック最終候補に残ったイスタンブール。
何度も挑戦しながら、涙を飲んできたイスタンブール。
おっしゃるように、安心して観光できるよう、治安に本腰を入れてほしいですよね。
オリンピック誘致を活かして、素晴らしい観光地に生まれ変わりますように・・・。

どのブログも、更新がなくても、応援の気持ちです by ハンドルネーム未定
「だらだら作戦で、裁判官の交代を待つ」、なるほど!
裁判官の異動を逆に上手く利用してしまう、尊敬です(^ー^)

話しは変わりますが、だいぶん前にこちらのコメントで、お土産店とトルコ人ガイドの高額マージンのブログを紹介してもらいました。
更新停止でしたが、先日から再開になっています(良かった)。

ブログタイトル「トルコのツアーでガイドに騙されて土産店で大金を失わないために」

( URLは、、とりあえず伏せておきますね。 )

「トルコのツアーで・・」のブログに出会ったのは帰国後ですが、
旅行前にいろんなブログや旅サイトで絨毯屋の悪徳商法の情報を読めたお陰で、私達は無事に帰って来れました。

全部のブログをお礼に訪問するのは、実際、できない事なので
代わりにかこさんのブログだけで応援していますが、
感謝の気持ちには変わりありません。

それでは (^-^)/

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